カシュビアンコブランドコンセプト

Question

カシミヤは他のウール素材と何が違うの?

カシミヤを含むウール素材は繊維を拡大して見ると、1本1本はチリチリと縮れていて、この縮れた繊維が複雑に絡み合っているため、空気をたくさん抱き込むことができ、しっかりと暖かさを保つことができます。その上、空気がクッションの役目をするため、弾力性があり、ふんわりと軽く感じます。中でもカシミヤはウール素材の中で最も繊維の太さが細く、そのチリチリした柔らかい繊維が空気をたくさん蓄えてくれるから、他のウールに比べて、とても軽くてふんわりと柔らかく、しっかりとした暖かさがあります。

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どうしてカシミヤは高いの?

カシミヤはカシミヤゴートというヤギから採れる素材です。中国やモンゴルなど有名な生産地の中でも、冬は零下40℃以下の極寒、逆に夏は40℃を越す猛暑という厳しい環境でないと、軽くて柔らかい上質なカシミヤの産毛は生えてきません。生産地が限られているだけでなく、産毛は硬くて長い毛の間に生えているので、収穫にかなりの手間と時間を要します。さらに、その産毛を集めてゴミや硬いヘアーなどを取り除くと、一頭から採れる量はわずか170グラム前後と言われています。生産条件が厳しく、職人技が必要な最上級素材がカシミヤなのです。

Question

カシミヤのお手入れは何をすればいいの?

基本的に、カシミヤを含め天然のウール素材はすべて毛玉ができてしまいます。
毛玉を防ぐには、何日も連続して着用することは避け、1回着たら2日くらい休ませるのがカシミヤに優しい着用方法です。
毛玉の原因は、繊維が自ら絡まる場合と、異物や静電気で繊維同士がくっついて絡まる場合があります。着用前や後にブラッシングをして、繊維の切れ端など微細なゴミを取り除て、絡まりそうになっている繊維を解くと、毛玉がおきにくくなり、美しい状態を保てます。

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カシミヤはクリーニングじゃないとダメ?

カシミヤは手洗いすることもできます。大切なカシミヤ100%ニットだからこそ、自分の手で丁寧に洗ってあげるのもおすすめです。
<カシミヤの洗濯方法>
1.常温の水で1枚ずつ、摩擦をおこさないよう丁寧に押し洗いします。
2.ゆすいだ後に柔軟剤を入れ、油分を補給します。
3.きちんとたたんで脱水機で完全に水気をとります。
4.洗う前の状態に伸ばして、形を整え、平干しにします。

Question

カシミヤの保管方法は?

カシミヤは湿度や温度が高いと毛玉が出来やすくなるなど、デリケートな素材です。保管の仕方にも気をつける必要があります。
<カシミヤの保管方法>
1.着用後には、専用ブラシで微細なゴミやホコリを取り除き、良く乾燥させてから、清潔な状態で保管しましょう。
2.湿気はカビの原因になるため、空間のある風通しの良い場所で保管したり、乾燥剤を使用して保管しましょう。