マフラーやセーターなど、肌に直接触れるニットアイテムを選ぶ時に、気になるのがチクチク感ですよね。
選ぶ時に失敗すると、せっかく買ったのに着用してみたらチクチク感がひどくて、クローゼットの肥やしになってしまうなんてこともあります。
このページでは、チクチクするニットとしないニットの違いから、失敗しないニット選びのポイントを紹介します。
チクチクするニット素材というと、ウールをイメージされる方が多いのではないでしょうか?
どうしてチクチクするのかと言うと、太い繊維が多いからです。
実はウールに限らず、30ミクロン以上の太い繊維が全体の5%以上あるとチクチク感じると言われています。
ウールの繊維の太さは品質によって異なり、だいだい16ミクロン~40ミクロンです。
繊維の太さが30ミクロン未満のウールで作られたニットアイテムはチクチクしないので、敏感肌の方におすすめです。
繊維の太さがわからない時は、羊の品種から調べると良いでしょう。
メリノ種のウールは、繊維の太さが17〜24ミクロンなので、チクチクしません。
高級素材なのでお値段は高くなりますが、絶対にチクチクしないウールニットが欲しい時はメリノウールがおすすめです。
カシミヤの繊維の太さは、14〜16ミクロンと、とても細いです。
ふんわりと滑らかな肌触りでチクチク感はありません。
さらに、繊維が細い分、暖かさも増しますので、着心地と暖かさ両方とも優れているニット素材です。
量産ができない高級素材なので、価格もそれなりですが、極上の暖かさと見た目の美しさも重視して絶対にチクチクしないニットを選ぶならカシミヤニットがおすすめです。